発注者協議前に補修候補橋梁を一覧化する方法
橋梁点検成果が納品されると、
発注者協議の準備が始まります。
そのときによく発生するのが、
- 補修候補橋梁を整理したい
- 健全性Ⅲを確認したい
- 健全性Ⅳを確認したい
- 劣化要因を把握したい
- 協議資料を準備したい
という作業です。
しかし現実には、
成果ファイルを一冊ずつ開いて確認することになります。
発注者が知りたいのは補修が必要な橋梁
発注者協議で重要なのは、
成果品の冊数ではありません。
知りたいのは、
- どの橋を優先的に補修するべきか
- 健全性Ⅲは何橋あるか
- 健全性Ⅳは何橋あるか
- 劣化要因は何か
です。
ところが成果は橋ごとに分かれています。
そのため、
本当に知りたい情報へたどり着くまでに時間がかかります。
協議前になると成果全冊確認が始まる
例えば、
30橋の点検成果があるとします。
補修候補橋梁を把握したいだけなのに、
実際には、
- 成果を開く
- 様式1を確認
- 健全性診断区分を探す
- Excelへ転記
- 次の橋を開く
という作業になります。
50橋、
100橋になると、
さらに負担は大きくなります。
必要なのは補修候補橋梁の把握なのに、
成果全冊確認になってしまうのです。
手作業一覧表は意外と大変
Excelへ転記して一覧表を作る方法もあります。
しかし、
- 転記ミス
- 入力漏れ
- 更新忘れ
- 判定転記ミス
などが発生しやすくなります。
橋梁数が増えるほど、
確認作業も増えていきます。
本当に欲しいのは評価結果一覧
実務で最初に欲しいのは、
橋ごとの詳細写真ではありません。
まず確認したいのは、
- 健全性診断区分
- 劣化要因
- 判定結果
- 補修候補橋梁
です。
つまり、
橋梁ごとの評価結果を一覧で見たい
ということです。
評価結果一覧を自動作成する方法
そこで利用できるのが、
評価結果一覧作成ツール(V02)
です。
国土交通省2024年改正橋梁点検調書から、
- 様式1
- 様式2
- 様式3
を読み取り、
評価結果一覧を自動生成します。
一覧化できる内容
橋梁諸元
- 橋梁名
- 施設ID
- 架設年度
- 橋長
- 幅員
- 代替路の有無
- 緊急輸送道路
健全性診断区分
- 告示に基づく健全性診断区分
判定マトリクス
- 橋(全体として)
- 上部構造
- 下部構造
- 上下部接続部
- フェールセーフ
- 伸縮装置
劣化要因
- 疲労
- 塩害
- アルカリ骨材反応
- 防食機能の低下
- 洗掘
- その他
発注者協議での活用例
補修候補橋梁抽出
健全性Ⅲ・Ⅳ橋梁の確認
協議資料準備
評価結果一覧の整理
補修優先順位検討
橋梁全体の傾向把握
予算要求資料整理
対象橋梁の抽出
元請確認
成果全体の確認
橋梁点検システムの代替ではない
このツールは、
橋梁点検システムそのものではありません。
目的は、
発注者協議前に発生する
「補修候補橋梁整理作業」
を支援することです。
成果を何十冊も開いて確認する手間を減らし、
必要な情報へ素早くアクセスできるようにします。
対応様式
対応:
- 国土交通省2024年改正橋梁点検調書
非対応:
- 2024年改正以前の様式
無料版制限
無料版は、
最大10橋まで対応しています。
まとめ
発注者協議前になると、
補修候補橋梁の整理作業が発生します。
しかし実際には、
成果を一冊ずつ開いて確認し、
Excelへ転記する作業になりがちです。
評価結果一覧を作成することで、
- 健全性Ⅲ確認
- 健全性Ⅳ確認
- 劣化要因整理
- 補修候補抽出
を効率化できます。
評価結果一覧作成ツール(V02)
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