橋梁点検調書の様式1・様式2作成が面倒な理由
橋梁点検調書の様式1・様式2作成は、
一つ一つの作業だけを見ると、
そこまで難しい作業には見えません。
しかし実際に進めると、
なぜか時間がかかります。
- 橋梁諸元を入力する
- 写真を貼り付ける
- コメントを整理する
- ファイルを保存する
- 内容を確認する
- 別の帳票との整合を見る
こうした小さな作業が積み重なることで、
調書作成は地味に重い作業になります。
様式1作成で発生する作業
様式1では、
橋梁の基本情報を入力します。
例えば、
- 橋梁名
- 路線名
- 所在地
- 管理者名
- 架設年度
- 橋長
- 幅員
- 健全性診断区分
などです。
これらは一見すると単純な転記です。
しかし、
過年度成果、台帳、一覧表、点検メモなど、
情報の元が分散していると、
入力するだけでも意外と時間がかかります。
さらに、
橋梁数が増えると、
同じような入力作業を何度も繰り返すことになります。
様式2作成で発生する作業
様式2では、
写真貼付とコメント整理が大きな負担になります。
- 写真を選ぶ
- 所定の位置に貼る
- サイズを調整する
- 写真番号を確認する
- コメントを入力する
- 部材名や損傷内容を整理する
この作業は、
単なる画像貼付ではありません。
写真、コメント、部材情報、損傷内容が対応していないと、
成果品として確認しにくくなります。
そのため、
様式2は見た目以上に確認作業が多くなります。
なぜ単純作業なのにミスが起きるのか
様式1・様式2作成でミスが起きるのは、
作業者の注意力が足りないからではありません。
問題は、
情報の入力先が分散していることです。
橋梁諸元は様式1。
写真は様式2。
コメントは別の入力欄。
写真ファイルは別フォルダ。
成果ファイルは出力フォルダ。
このように、
作業対象が分かれているため、
人間が頭の中で対応関係を保ちながら作業する必要があります。
本当の問題はExcelそのものではない
橋梁点検調書の作成が面倒なのは、
Excelが悪いからではありません。
Excelは実務では便利です。
問題は、
- 転記
- 写真貼付
- コメント整理
- ファイル保存
- 確認作業
が人力でつながっていることです。
つまり、
調書作成の負担は、
Excel操作そのものではなく、
帳票作成の構造から発生しています。
Excel作業を減らす考え方
Excel作業を減らすには、
入力元と出力先の対応を固定することが重要です。
例えば、
- 入力用シートに情報を集約する
- 写真ファイル名を決めておく
- 出力先セルを固定する
- 保存フォルダを決める
- 作業手順をボタン化する
こうすることで、
毎回ゼロから判断する作業を減らせます。
重要なのは、
作業者の注意力に頼るのではなく、
入力と出力の流れを決めておくことです。
V01 橋梁点検調書作成支援ツールについて
維持DXでは、
様式1・様式2作成の作業負担を減らすために、
国交省橋梁点検調書作成支援ツール
を公開しています。
このツールでは、
- 様式1の一括作成
- 様式2への写真貼付
- 入力データから調書ファイル生成
を支援します。
調書作成を完全に自動化するものではありませんが、
繰り返し発生する転記・写真貼付・保存作業を減らすための補助ツールです。
■ダウンロード
YouTube解説動画:
無料ダウンロード(Excel)
本ツールは無料でご利用いただけます。
以下のフォームにメールアドレスを入力すると、ダウンロードURLを自動返信メールでお送りします。
ご注意
ダウンロードURLは、入力いただいたメールアドレス宛に自動返信で送信されます。
ダウンロードしたExcelでマクロが実行できない場合は、
右クリック → プロパティ →「許可する」 をチェック後、再度開いてください。
(Windowsのセキュリティ機能により初回実行時にブロックされる場合があります)
■カスタマイズ・個別様式対応について
この無料版は、国土交通省2024年改正様式を対象としたExcel VBAツールです。
以下のような個別対応もご相談いただけます。
- 自治体独自様式への対応
- 元請・社内様式へのカスタマイズ
- 既往成果からのデータ移植
- Excel帳票・一覧表・チェック表の自動作成
- 橋梁点検・維持管理業務のExcel/VBA効率化
「自社様式でも使えるか確認したい」
「自治体様式に合わせてほしい」
「既存成果からデータ移植したい」
といった場合は、フォーム送信後の自動返信メールにそのまま返信してご相談ください。
まとめ
橋梁点検調書の様式1・様式2作成が面倒なのは、
作業者の注意力不足ではありません。
橋梁諸元、写真、コメント、部材情報、保存作業が分散しており、
それらを人力でつなぐ必要があるためです。
Excel作業を減らすには、
入力元と出力先の対応を固定し、
繰り返し作業をできるだけ仕組み化することが重要です。
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