橋梁点検調書の旧様式を2024様式へ移行する方法
国土交通省の橋梁点検調書が2024様式へ変わると、過年度成果をそのまま使いにくくなる場合があります。
旧様式のExcel成果は残っている。
しかし、新しい様式へ移すには、基本情報を再入力しなければならない。
このような作業が発生します。
旧様式から2024様式への移行で起きること
旧様式成果から2024様式へ移行する際、実務では次のような作業が発生します。
- 旧様式Excelを開く
- 橋梁基本情報を探す
- 新様式へ転記する
- 入力漏れを確認する
- 複数橋分を繰り返す
橋梁数が少なければ手作業でも対応できます。
しかし、対象数が多い場合は、作業時間も転記ミスのリスクも増えます。
移行作業で転記しやすい情報
旧成果から新様式へ移す情報には、比較的機械的に扱いやすいものがあります。
例えば、
- 橋梁名
- 路線名
- 所在地
- 緯度
- 経度
- 管理者名
- 架設年度
- 橋長
- 幅員
などです。
これらは、診断や判定ではなく、橋梁の基本情報です。
一方で、自動変換しない方がよい情報もある
注意が必要なのは、判定や所見です。
旧様式と2024様式では、評価体系や記載粒度が異なる場合があります。
そのため、
- 判定区分
- 損傷部材名
- 損傷性状
- 所見
- 健全性診断
- 写真帳
- 様式2
などを機械的に変換すると、誤転記や推定変換になる可能性があります。
ここを自動化しすぎると危険です。
本ツールの位置付け
国土交通省 橋梁点検調書 旧様式→2024様式 移行支援ツールは、診断・判定ツールではありません。
旧様式Excelから基本情報を抽出し、R6/2024様式の調書雛形を作成するための移行支援ツールです。
つまり、
完全変換ではなく、雛形作成
を目的としています。
このツールでできること
- 旧様式Excelを一括取込
- 旧様式マスタへデータ抽出
- R6/2024様式テンプレートへ転記
- 2024様式の調書雛形を作成
- 実行結果【要確認!】シートを生成
自動転記する項目
- 橋梁名
- 橋梁名フリガナ
- 路線名
- 所在地
- 緯度
- 経度
- 管理者名
- 橋梁ID
- 路下条件
- 代替路の有無
- 自専道/一般道
- 緊急輸送道路
- 占用物件
- 架設年度
- 橋長
- 幅員
対応範囲
主な対象は、2019年改定版の旧様式Excelです。
以下は動作保証対象外です。
- 2019年改定より前の様式
- 自治体独自様式
- 独自改変された成果品
- セル位置が変更された旧様式
- PDF成果
- CAD成果
無料版の制限
無料版では、R6/2024様式への出力は最大10橋までです。
11件目以降も旧様式マスタには取り込まれますが、無料版では2024様式ファイルの出力対象外となります。
使い方
- ツールをダウンロードして解凍する
01_input/old_format_xlsx/に旧様式Excelを入れる- Excelを開き、マクロを有効化する
- メニューシートの「実行」ボタンを押す
03_output/に出力されたR6様式ファイルを確認する- 実行結果【要確認!】シートで処理結果を確認する
ダウンロード
無料ダウンロード(Excel)
以下のフォームにメールアドレスを入力すると、ダウンロードURLを自動返信メールでお送りします。
ご注意
ダウンロードURLは入力いただいたメールアドレス宛に自動返信で送信されます。
ダウンロードしたExcelでマクロが実行できない場合は、
右クリック → プロパティ →「許可する」 をチェック後、再度開いてください。
(Windowsのセキュリティ機能により初回実行時にブロックされる場合があります)
注意事項
- 本ツールは橋梁点検結果の診断・判定を自動化するものではありません
- 出力された調書は必ず利用者が内容を確認してください
- 最終的な成果品確認・判断は利用者の責任で行ってください
- 旧様式や成果品の改変状態によっては正常に取り込めない場合があります
- 2019年改定版以外の旧様式は動作保証対象外です
まとめ
旧様式から2024様式への移行では、再入力やコピペ作業が発生しやすくなります。
ただし、すべてを自動変換することは現実的ではありません。
特に判定や所見は、利用者による確認が必要です。
本ツールは、基本情報の移行支援に範囲を絞り、2024様式の調書雛形を作成するためのツールです。
再入力作業を減らしつつ、最終確認は人間が行う。
そのための実務補助ツールです。

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